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姜尚中さん信州で語る。 [出来事]

本日(2011年5月8日)は,長野県松本文化会館大ホールで,姜尚中(カン・サンジュン)氏の後援会がありました。
あらかじめ用意された演題は「日本と朝鮮半島そして在日」というものでしたが,3月11日に発生した東日本大震災の経験を通して姜尚中氏が考えていることを話されました。
私なりに氏が話されたことのごく一部を要約すると,次のようなものになります。

我々は,現在の日本を《戦後》としてとらえているが,これからは,《3.11》が歴史の区切りになるのではないか。
日本は,戦後,超安定社会にあり,自分の基盤を見つめなくても生きられたが,この震災によって,自分たちが,自然という脅威の中で生きていかねばならないことに気付いた。
そして,世界の国々が日本を心配しており,孤独ではないことを知った。
これからは,互いに助け合うことが必要であり,その一つとして,東アジア原子力協力機構というようなものを作り,北東アジアの安全の共同体を次世代のために築いていかなければならない。
また,現在,国と国の関係を離れ,人々が相手の顔が見える関係を築き,絆を結んでいく時代が来つつあると思う。

氏の言葉を正確に捉えることができたか,少々自信がありませんが,これからも,氏の発言等に注目していきたいと思います。
講演会は,質疑応答も含め,約2時間半に及びましたが,大ホールを満席にした聴衆が,熱心に集中していた時間であったと思います。
講演会を主催していただいた《信州渡来人倶楽部》の方々に感謝します。
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