SSブログ

加助騒動と義民塚 [散歩]

義民塚.jpg松本市の城山(じょうやま)公園の南方,丸ノ内中学校の北側の義民会館の奥に≪義民塚≫があります。
これは,1686(貞享3)年に発生した百姓一揆で極刑に処せられた安曇郡の庄屋であった多田加助たちの遺骨を集めて祀ったもの。
この百姓一揆は≪加助騒動≫と呼ばれ,水野忠直の時代,凶作にもかかわらず,過酷な年貢米の取り立てに対する不満から,多くの農民たちが立ち上がったものです。一揆はわずか3日で鎮圧されてしまいました。
遺骨は,丸ノ内中学校建設の際に発掘されたものとのこと。
質素な塚ですが,松本平の偉大な先人の一人をしのばせるものです。
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

松本市城山公園からの眺めは最高! [散歩]

城山公園.jpg松本市の市街地の北西部,アルプス公園の南側に城山(じょうやま)公園はあります。
1872(明治5)年に我が国で最初の「太政官布達公園」のひとつとなりました。
4月中旬には,桜の名所として多くの市民で賑わうとのことですが,本日(2011年3月27日)は,人影も多くなく,ゆったりと散歩できました(少々寒かったですが。)。
アルプス公園に比べれば,芝生の公園といわさきちひろさんや木下尚江氏の碑や窪田空穂氏や信濃の国の作詞者である浅井冽氏の句碑があるくらいの素朴な公園ですが,展望台からの眺めは最高です。
アルプス公園の山と自然博物館の展望台はガラス越しですが(北アルプスを望む双眼鏡あり),城山公園は自然の中の展望台。
松本市内を見渡すことができます。
それにしても,松本の市街地にも結構高い建物があるんですね。
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

松本市アルプス公園に新しい古民家あり [散歩]

アルプス公園古民家.jpg松本市の市街地北西部に二つの公園があります。
アルプス公園と城山(じょうやま)公園です。
北に位置するのはアルプス公園。
南・東・北の3つの入口があり,それぞれ駐車場が完備されていますが,そのいずれも,険しい坂の上にあるので,自転車利用者には大変です(通常,自転車で行くような場所ではないということ。)。
山と自然博物館,ドリームコースター,ローラーすべり台や水辺広場,小鳥と小動物の森など,子供連れに最適な施設があります(その場合は,南入口が便利)。
これらの施設が集まる≪中心部≫以外にも,花の丘,いきものふれあいの森,森の里広場といった散策するのに気持ちのいい遊歩道が整備されています。
森の里広場には古民家体験学習施設があり,事前に予約すれば団体利用もできるそうです。
nice!(0)  コメント(1)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

鈴木鎮一氏について [散歩]

鈴木鎮一.jpg松本市の信州大学病院の南方,市立旭町小学校の北側に,鈴木鎮一記念館があります。
この記念館は,鈴木鎮一氏が40年以上住まわれた家です。ごく普通の邸宅であり,看板がなければ,記念館とは気付きません。
鈴木鎮一氏(1898~1998)は,戦前に帝国音楽学校を設立し,教授,校長を務め,終戦後の1946年からは,松本市において,ヴァイオリンを始めとする音楽教育を展開した方で,その教育方法は,「どの子も育つ。育て方ひとつ」という理念に基づいたものであり,「スズキメソード」と呼ばれています。
ロストロボーヴィチ氏といった世界的巨匠とも交友があり,海外から高い評価を得た,松本市の名誉市民です。
鈴木鎮一氏がドイツに留学した際,アインシュタイン博士が後見人となったとのことであり,記念館には,アインシュタイン博士が鈴木鎮一氏のために作成した,直筆の自画像が展示されています。
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

あがたの森に旧制松本高校を訪ねる [散歩]

旧制松本高校.jpg松本駅をお城口(東口)から出て,駅前の大通りをまっすぐ進むと,あがたの森公園に行きつきます。
駅前大通りは,現在,あがたの森通りと名付けられています。
そのあがたの森公園の入口に,旧制松本高校の本館及び講堂が残されており,本館に横に旧制高等学校記念館があります。
旧制高等学校記念館は,旧制松本高校を始めとする,旧制高校の歴史や学生の生活振りに関する説明や資料が展示されています。
旧制松本高校本館及び講堂は,今でも,市民の文化活動や図書館として活用されています。
本館の東側には,あがたの森公園が広がり,散歩にはもってこいです。
でも,本日(2011年3月26日)は,少々寒すぎました。
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

四賀化石館でマッコウクジラに出会う(2011年3月20日) [散歩]

四賀化石館.jpg松本市四賀化石館は,1989(平成元)年に開館しました。四賀村と松本市の合併は2005年4月1日ですから,開館当時は,村営でした。
四賀化石館の目玉は,何と言っても,マッコウクジラの化石です。
1階の展示室を入ると,その中央に,全長約5.5メートルの化石が出迎えてくれます。
松本市は,もちろん,海のない内陸の都市です。
しかし,今から1500万~800万年くらい前は,海の底だったとのことで,四賀化石館には,魚や海の生物の化石をたくさん見ることができます。
このマッコウクジラの化石も,1988年に化石館の近くの保福寺川の川岸で,釣りに興じていた小学生が発見したものとのこと。
マッコウクジラの上には,ミンククジラの化石も吊るされています。
松本市四賀地区は,実は,化石と松茸(と福寿草)の里なのです。

ちなみに,化石館の2階の片隅には,なぜかパンダの剥製(?)があります。今回は理由を聞かずに帰ってきてしまいましたが,次に行ったときに聞いてみたいと思います。

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

松本市四賀で,福寿草まつり開催中 [散歩]

四賀福寿草.jpg2011年3月5日から21日まで,松本市四賀の赤怒田(あかんた)で,福寿草まつり開催中です。
本日(3月20日)行ってまいりましたが,明日で終わるのが惜しいくらい満開です。(もっとも,初めて行ったので「満開」かどうか自信がありませんが。)
場所は,松本市街地から国道143号線を北上し,刈谷原トンネルを抜け,ほどなくです。
決して派手さはありませんが,可憐に咲く福寿草に,最近の心の疲れを癒されました。

なお,私は,松本市時計博物館から自転車で行きました。1時間ちょっとで着きましたが,途中起伏があり,普段サイクリングをスポーツとして楽しんでいる方以外はお勧めできません。私は,行きの途中までは頑張って自転車から降りませんでしたが,さすがに疲れ,最後のころの登り坂は押して歩きました。特に,帰りは,四賀地区を回って疲れてしまったのと,雨降りのため,登り坂は全部押して歩きました。こういう私を信州では「ズクナシ」というのでしょうか。
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

松本市時計博物館で「春休みネジ巻き見学会」開催中 [散歩]

2011年3月19日から21日までの3日間,松本市時計博物館(松本城から南へ徒歩10分足らず)で,朝の9時から「春休みネジ巻き見学会」を開催中です。
普段見ることのできない,普段は開館前に行っている時計技師によるネジ巻きの様子を,説明を交えながら見せていただけます。
約45分間ですが,時の経つのを忘れるくらいおもしろいです。
朝9時というのが少々早いですが,松本市の方や滞在中の方は行ってみてください。
また,企画展「時の標本展」として,ユニークな砂時計の展示も行われています(2011年3月27日まで)。
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

西善寺涅槃図公開中 [散歩]

現在,西善寺の涅槃図が公開されています。
場所は,西善寺の隣にある境公民館。拝観料300円。
「新松本を楽しむ本」の111ページには,掛けられた状態の写真がありますが,全体の3分の2しか拝せないことと,掛けると傷むとのことで,境公民館内で畳の上に広げた状態で公開しているそうです。
いただいた説明文によれば,縦4.4メートル,横5.1メートル。
釈迦入滅時の情景を描いたものとのことで,なかなか見ごたえがあります。
公開は,春の彼岸の期間中だけとのことです。
また,本堂にも,小ぶりの涅槃図や阿弥陀如来像,雨乞いの巨大な南無阿弥陀佛軸(全長6.7メートル),松本藩主水野忠周(通算12代藩主)自筆の南無阿弥陀佛額があり,なかなかの見事さです。
ちなみに,阿弥陀三尊像は,毎年七草ころのみ公開されるとのことです。
nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

松本検定に合格しました。 [出来事]

合格証.jpg2011年2月20日実施の≪第5回松本検定・基本コース≫に合格することができました。
松本の達人マスタークラス認定証の提示により,松本まるごと博物館の各館,松本城,山辺学校歴史民俗資料館,松本市科学博物館及び松本市美術館に無料入場できるとのことです(有効期限は2014年3月31日で,企画展や特別展等及び科学博物館のプラネタリウムは対象外)。
これからも,頑張って,松本を歩きたいと思います。

東北地方太平洋沖地震で亡くなられた方の御冥福をお祈りしますとともに、被災された方々に心からお見舞い申し上げます。私に今できることはわずかな義援金を寄付することくらいしかありませんが,一日も早い復旧と復興を期待しております。がんばってください!
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

また行ってみたい,馬場家住宅 [散歩]

馬場家板欄間.jpgこの前の日曜日(2011年3月6日),自転車で,馬場家住宅まで行ってきました。
松本市桐に住んでいるので,直線距離でも約10キロも離れており,おまけに,窪田空穂記念館経由だったため,かなり疲れました。
おまけに,標高約690メートルと市の中心部より100メートルも高い場所にあるため,自転車では特にきつかったです。
現在の建物は,平成4年に馬場家から寄付を受けた松本市が,修理復元したもので,よく整備されていました。
写真は,主屋座敷の板欄間を「入側(畳敷きの縁側)」から見たものです。座敷側からみると,模様がきれいに浮かび上がるのですが,写真がうまく取れていなかったが残念です。
馬場家住宅では,お茶席,七夕人形の展示等,四季折々の展示等を行っているとのことであり,是非,もう一度行ってみたいと思いました。(あ~,電動アシスト自転車がほしい。)

まるごと博物館めぐり4日目 [散歩]

弘法山遠景.jpg本日は,松本旧市内南部を大回り。
自宅(桐)を出発し,和田の窪田空穂記念館,内田の馬場家住宅,中山の松本市立考古博物館と巡り,弘法山古墳に登って帰ってきました。
自転車で回るには,少々無謀でしたが,弘法山からの市内一望に癒されました。

旧山辺学校で,山辺地区の文化を学ぶ [散歩]

旧山辺学校.jpg旧山辺学校校舎は,1885(明治18)年に佐々木喜十棟梁によって建てられ,翌年から,1928(昭和3)年まで使用された,擬洋風建築です。
旧開智学校に一見似ていますが,簡素で,より和風な感じがします。
旧開智学校の「ギヤマン(=ガラス)校舎」に対し,「障子学校」と呼ばれていたとのことですが,なるほど,窓に障子が使われています。
内部は,教育関係の資料もありますが,主として,農機具,行事で使用するわら馬,土器等が陳列されており,山辺地区の文化を知ることができます。
施設の名称も≪山辺学校歴史民俗資料館≫となっています。
毎年5月に行われる須々岐水神社の「お船祭り」に使用されるお船の模型が目を引きました。

まるごと博物館めぐり3日目 [散歩]

今日も,平日の夜更かしがたたって,大いに寝坊。
水曜日と土曜日しか見られない≪高橋家住宅≫にだけは行かなくてはと思い,家を出たのは1時過ぎ。
高橋家住宅を見てから,昼食をとり,その後はあてもなく,薄川沿いをサイクリング。
いつの間にか,金華橋まで来たので,旧山辺学校,兎川寺,針塚古墳,須々岐水神社と巡り,松本民芸館まで足をのばしました。
明日は,窪田空穂記念館まで遠出をしたいと思っているのですが,起きられるかどうか。

源智の井戸って素晴らしい [座学]

源智の井戸.jpg松本市中心の住宅地の中に「源智の井戸」はあります。
この井戸は,安土桃山時代から知られており,今なお,市民のための名水として使われています。
私が訪れた,ほんの10分程度の間にも,2,3人の方が,ペットボトルを手に水を汲みに来ました。
誰でも出入り自由で,監視人もおらず,もちろん蓋もありません。
それでも,みんなが安全に利用できます。
これって,本当は,ものすごいことなんだと思います。

旧開智学校 [座学]

旧開智学校講堂.jpg旧開智学校は,開智小学校の北側にある,教育博物館です。
1963(昭和38)年から翌1964(昭和39)年にかけて,現在の場所に移築復元されました。
当初あった場所は,女鳥羽川河畔で,現在の「時計博物館」のあたりでしょうか?
1876(明治9)年に立石清重棟梁によって建築され,1963年まで実際に使用されていたというのですから,驚きです。
工事費の約7割が松本町民の寄附だったというのもすごいことだと思います。
建物外観の美しさも一見の価値がありますが,中の展示もおもしろく,一度は訪れたい場所として,自信をもってお勧めします。

ちなみに,私が旧開智学校を知ったのは,切手「近代洋風建築シリーズ」(1981年11月9日発行)によってでした。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。